屋根塗装は雨漏りにも関わる可能性もあり、安全に暮らしていくためには極めて重要な箇所です。しかし、トラブルが発生することも多く、現在進行形で悩んでいるご家庭も少なくありません。そこで、この記事では屋根塗装のトラブルとその対策法を解説します。塗装が劣化する原因も紹介するので、屋根塗装を検討している方や、屋根の不具合で悩んでいる方はぜひじっくり読んでみてください。

屋根塗装で発生しがちなトラブル5つとそれぞれの対策法

屋根塗装で発生しがちなトラブルを5つ紹介します。それぞれの対策法も解説していくので、実際にトラブルに見舞われている方はぜひ参考にしてください。

瓦のズレ

屋根塗装の最中に発生しがちなのが、瓦のズレです。屋根塗装をする際は、職人が屋根に登って作業します。その際に誤って瓦がズレることは考えられることであり、元に戻せば大きな問題はありません。一方で、経験が浅い職人の場合はズレに気づかずそのまま放置することもあります。仮に瓦がズレたまま放置されると、雨漏りの原因になることもあるので注意が必要です。

瓦のズレは最終確認でしっかりと確認してもらうことで対処できます。足場が解体される前に、最終確認を依頼してみてください。

仕上がりイメージが異なる

屋根塗装の工事が終わって状況を確認してみたところ、塗装にムラがあった、場所によって色が違ったなど、イメージが異なることも少なくありません。

仕上がりイメージの相違に関する対策法は、事前のチェックにつきます。足場が解体される前に実際に屋根の見える位置まで行き、そこで塗装にムラがないか、色のイメージは合っているかなどを確認しましょう。もし仕上がりイメージに問題があったら、業者に連絡し、対応策を話し合ってみてください。

近隣住民からのクレーム

屋根塗装の塗料が周囲に飛び散ったり工事でうるさかったりなどで、近隣住民からクレームが入る可能性もあります。事前の対策として、工事前に近隣住民への挨拶回りがおすすめです。工期や工事がおこなわれる時間などを前もって伝えておくだけでも、クレームは避けられます。

塗料の飛び散りについては、養生シートの徹底が対策としておすすめです。基本的に飛散防止ネットを設置するはずなので、飛び散りに関するリスクは低いでしょう。

雨漏りの原因が特定されなかった

雨漏りへの対策として、屋根塗装を依頼する方も少なくありません。もちろん、屋根塗装が原因で雨漏りしていることもあります。しかし、他に原因が隠れている場合もあり、その原因に対処しないまま作業を終える業者がいることも確かです。

原因も特定してもらいたい場合は、契約の段階で雨漏りに関する原因の特定も作業内容に含めてもらいましょう。なお、雨漏りの原因の特定には、散水調査や赤外線カメラが利用されます。それらの業務がおこなわれているか、工事の終了前に業者側に確認することも大事です。

追加料金の発生

見積もりの金額以上に費用を請求されるケースもあります。あえて低い金額で見積もりを出し、作業終了後に理由をつけて高額請求してくる悪徳業者もいます。

追加料金に関するトラブルの対策には、相場の把握が大事です。相場よりも明らかに安い見積もりを出してくる業者は危険なので避けましょう。また、追加の作業が発生する場合は、事前に承諾を得るように契約書に記載してもらうのがおすすめです。

屋根塗装が劣化する原因とは？

屋根塗装が必要になる理由の一つが劣化です。屋根塗装には寿命があり、一定期間で塗り直しが必要になります。メンテナンス不足によって劣化する恐れもあるので注意しなければなりません。こちらでは、屋根塗装が劣化する原因に迫ります。

経年劣化

屋根塗装が必要になる原因の1つが経年劣化です。屋根塗装をした直後は防水機能が十分にあり、雨水をしっかりと流してくれます。しかし、屋根塗装は温度変化や風雨、紫外線に常時さらされ続けています。徐々に劣化していき、結果的に再塗装が必要になるのです。

屋根の色の変化やコケやカビの発生、ヒビ割れや浮きなどが経年劣化のサインです。定期的に工務店などに屋根をチェックしてもらい、問題が発生していないか確かめてもらいましょう。

メンテナンス不足

屋根塗装のトラブル対策として有効なのが定期的なメンテナンスです。適切なメンテナンスをおこなっていれば、事前に屋根の問題を把握できます。応急処置で対応できる場合もありますが、塗装自体の劣化といった根本的な問題が起こることもあります。屋根は普段から見える場所にあるわけではないので、1年から2年に1回の頻度でメンテナンスしてもらいましょう。

まとめ

屋根塗装のトラブルには瓦のズレや仕上がりイメージの相違、近隣住民からのクレームや追加料金の発生などがあります。トラブルごとに有効な対策法を紹介したので、そちらも参考にしてみてください。

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