コラム
2024年11月27日

屋根塗装の耐用年数は?塗料による違いや選び方のコツをご紹介

屋根塗装の耐用年数は?塗料による違いや選び方のコツをご紹介

屋根は年間を通して紫外線や風雨にさらされるため、適切にメンテナンスをしないと雨漏りなどが発生してしまいます。劣化が進みすぎてしまうと、屋根塗装では収まらず、吹き替えが必要になるケースもあります。そのため、屋根塗装の耐用年数を知り、劣化が進む前のメンテナンスが必須です。本記事では、塗料別の屋根塗装の耐用年数や塗料の選び方のコツをご紹介します。

塗料による屋根塗装の耐用年数の違い

塗料による屋根塗装の耐用年数の違い

屋根塗装の耐用年数は、使用する塗料によって異なります。塗料別の耐用年数は、次の通りです。

アクリル塗料

アクリル塗料の耐用年数は、5~7年です。速乾性があり短期間で施工できるため、DIYの屋根塗装で好まれる塗料です。発色が良くカラーバリエーションも豊富で、価格の安いのがメリットであるものの、屋根塗装で使用される塗料の中で最も耐久性の低いのがデメリットとなります。頻繁な塗り替えが必要なため、屋根塗装や外壁塗装ではほとんど使用されません。

ウレタン塗料

ウレタン塗料の耐用年数は、7~10年です。柔軟性が高く、塗装面との密着度が高い塗料で、ひび割れしにくいのがメリットです。また、光沢のある仕上がりになります。価格もお手頃であるため、一昔前までは頻繁に用いられていました。しかし、より耐用年数の長いシリコン塗料の台頭により、徐々に使用頻度が減っています。

シリコン塗料

シリコン塗料の耐用年数は、10~15年です。シリコン樹脂が主成分で耐候性・耐熱性に優れています。撥水力も高く、酸性雨にも耐性を発揮します。汚れがつきにくくメンテナンスしやすいのもメリットで、藻やカビのつきにくい塗料です。コストパフォーマンスが高く、最も使用頻度が高い塗料といえるでしょう。

フッ素塗料

フッ素塗料の耐用年数は15~20年で、紫外線に強く色あせしにくいのがメリットです。また、防藻性・防カビ性にも優れており、メンテナンスしやすいのも特徴です。しかし、価格が高いため、戸建て住宅ではあまり使用されません。塗膜が固く、割れやすいというデメリットもあります。

無機塗料

無機塗料の耐用年数は、20~25年です。セラミックなどの無機物を主成分とし、耐候性に優れています。紫外線の影響を受けにくく、塗装後も長期間美しさを保てるのがメリットです。1回の塗装価格は高いものの、耐用年数が長いため、塗り替えを頻繁に行う他の塗料よりも長期的にみるとお得です。

屋根塗装の寿命を延ばすには?

屋根塗装の寿命を延ばすには?

屋根塗装補寿命を延ばすには、次のポイントを意識するとよいでしょう。

適切な塗料を選ぶ

塗料選びは、屋根塗装の寿命を大きく左右します。耐候性や耐久性の高い塗料を選ぶと、屋根塗装の寿命を延ばすことが可能です。ただし、耐候性や耐久性が高い塗料は、コストも高くなる傾向があります。長期的にみると経済的なメリットがあるものの、短期的にみると経済的な負担が大きくなります。予算なども考慮して、適切な塗料を選びましょう。

定期的に塗り替える

屋根塗装をしたら、それで終わりではありません。時間の経過とともに、塗料の性能が劣化するため、雨漏りなどのトラブルが発生しやすくなります。定期的に塗り替え、屋根塗装の機能を保たねばなりません。基本的には、塗料の耐用年数を目安に塗り替え時期を決めて構いませんが、屋根の状態に合わせて適切な時期を見極める必要があります。

定期的に状態を確認

屋根塗装の寿命を延ばすには、定期的に屋根の状態を確認することも大切です。気候などの条件によっては、耐用年数より早くメンテナンスが必要になることもあります。色あせやひび割れなど、劣化のサインを見つけたら、早目に対処することが大事です。

屋根塗装の塗料を選ぶポイント

屋根塗装の塗料を選ぶポイント

屋根塗装の塗料を選ぶポイントは、次の3つです。

外壁と同等またはワンランク上を選択

屋根塗装の塗料は、外壁と同等もしくはワンランク上のグレードを選びましょう。屋根は外壁よりも紫外線の影響を大きく受けるため、外壁よりも早く劣化してしまいます。外壁よりも低いグレードの塗料を使うと、劣化のスピードがずれてしまうのです。そうすることで、外壁塗装と屋根塗装のタイミングが合わせられるでしょう。

ツヤあり塗料

屋根塗装では、ツヤあり塗料を選ぶのがいいでしょう。マットな塗料はスタイリッシュな仕上がりになりますが、ツヤあり塗料よりも耐久性に劣ったり、汚れが落ちにくかったりするなどのデメリットがあります。指定しなければツヤあり塗料が採用されるものの、事前に確認しておきましょう。

機能性の有無

屋根塗装の塗料選びでは、機能性の有無も選ばねばなりません。遮熱・断熱などの機能を備えた塗料にすれば、光熱費を下げられるなどのメリットがあります。建物の立地や環境に合わせて決めましょう。

まとめ

屋根塗装の耐用年数は、塗料によって変わります。耐用年数が長い塗料は価格も高くなりますが、塗り替え頻度も長いため、長期的に考えると経済的にお得です。立地や気候条件などに合わせ、適切な塗料を選びましょう。

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