コラム
2025年07月09日

自宅の防水工事のメンテナンスはいつ必要?適切なタイミングについて解説

自宅の防水工事のメンテナンスはいつ必要?適切なタイミングについて解説

自宅の防水工事について、何年後にメンテナンスが必要かわからず悩む方もいるでしょう。防水工事の施工箇所は一定期間が経過すると、劣化が始まります。劣化状態や補修周期から、メンテナンスすべき時期を想定してください。長期間放置すると雨漏りの原因になり、修繕費用が高くなることもあります。一方、定期的なメンテナンスで建物の状態を良好に保てば、補修費用も抑えられるのがポイントです。今回は防水工事のメンテナンスについて、最適なタイミングを紹介します。

新築住宅の防水工事は何年後がおすすめか

新築住宅の防水工事は何年後がおすすめか

新築住宅の防水耐用年数は大抵の場合10年前後なので、その時期に本格的な防水工事を行いましょう。しかし耐用年数の間も、定期的なメンテナンスを要します。たとえば、バルコニーの防水部分の耐久性が約10年の場合でも、実際に10年間放置してよいわけではありません。定期的なメンテナンスを行うことで約10年もつ、という意味です。

実際はトップコートを数年ごとに張り替えたり、キズを直したりしないと、耐用年数を満たす前に防水シートがダメになります。経年劣化だけでなく飛来物や鳥のついばみなどで、防水シートが傷むかもしれません。防水工事は約10年ごとがおすすめである一方、細かい点検やメンテナンスは数年ごとと考えてください。

防水工事のメンテナンスの必要性を見極める方法

防水工事のメンテナンスの必要性を見極める方法

防水工事のメンテナンスは、業者の点検の結果から考えてください。また補修周期からメンテナンスの計画を組む形もおすすめです。点検や修繕のタイミングについて、以下を確かめてください。

劣化状態をチェック

防水工事の必要性は、特定部分の劣化状態からわかります。劣化部分によっては、住人が気づきにくいケースもあるので要注意です。定期的な点検を業者に依頼して、防水工事の必要性を検証してもらいましょう。

防水工事を要する劣化症状は、住環境によりさまざまです。たとえば以下の症状が認められたら、補修作業を検討してください。

・外壁や天井の雨漏り
・バルコニーやベランダなどに水がたまる
・バルコニーやベランダなどの一部におけるひび割れ
・防水工事の施工箇所に雑草が生えている
・防水シートの浮きや破れ

防水シートの破損や雨漏りなどがあれば、すぐに直さなければなりません。長期間放置するとダメージが進行し、住環境に悪影響がおよびます。住まいを守るために、防水部分の劣化は早めに見つけましょう。

補修周期から考える

住環境を守るには定期的な防水工事が必要なので、補修周期からメンテナンスの計画を組みましょう。事前に防水工事を計画しておけば、必要なタイミングで冷静に対処できます。業者への依頼や施工まで、落ち着いて進められるでしょう。

住宅の防水工事は約10年ごとが推奨されます。たとえばウレタン防水の耐用年数は約10~13年、FRP防水なら約10~15年です。しかし耐用年数の間も、数年ごとに劣化箇所の有無を調べてください。このように防水工事は、補修周期をもとに計画できます。実際に取り入れた工法の耐用年数も把握しながら、計画的にメンテナンスをしてください。

防水工事部分の劣化は住人自身では把握しにくい

防水工事部分の劣化は住人自身では把握しにくい

防水部分の劣化は、住人自身による早期発見が難しいといえます。たとえば外壁や天井の雨漏りが起きた場合です。住人はそこで初めて異変に気づき、防水部分の点検を業者に頼むでしょう。業者が調べてから、防水層やシートの劣化が見つかるケースも考えられます。

防水シートの劣化の原因として、紫外線が挙げられます。たとえばゴムシートは熱に強く、約10~15年の耐用年数が特徴です。しかし塗膜の剥がれにより直接紫外線を受け、早期に劣化するかもしれません。ほかにも飛来物による損傷や、防水シートの結合部分の不具合で早期劣化が起き、雨漏りにいたることがあります。

雨漏りは自宅のインテリアやエクステリアの美観を損ないます。それだけでなく、建物の損傷や、害虫・害獣の発生にもつながるのです。このような事態が起きる前に、防水工事部分の劣化を突き止めなければなりません。そのため定期的に業者を呼び、防水層を点検してもらいましょう。

まとめ

住宅への防水工事は、約10~30年ごとが通例です。しかし経年劣化による損傷がひどければ、前回の工事から10年経っていなくてもメンテナンスを要します。長期間放置すると防水層やシートの劣化が進み、雨漏りの原因になるからです。雨漏りは住宅の内部や美観を損なうため、未然に防がなければなりません。大切な家を守るには、防水工事の施工箇所に対して、定期的な点検が必要です。業者のチェックを受け、劣化が認められれば防水工事やメンテナンスを検討してください。

「株式会社SHIMIZU」では外壁塗装や屋根塗装だけでなく、防水工事のメンテナンスも手がけております。防水層や防水シートを点検し、劣化の度合いに応じた補修作業をいたします。当社はエクステリアの施工実績が豊富なので、防水工事のノウハウも十分です。丁寧な作業により、雨漏り対策を徹底いたします。防水工事の施工部分で気になるところがあれば、当社にご相談ください。該当箇所をくまなく調べたうえで、最善のプランを提案いたします。