外壁塗装のコツはこれ!塗装手順や失敗しないためのポイントも詳しく解説
外壁塗装は、家の美観を保ち、耐久性を維持するために重要な作業です。築年数が経過し、そろそろ外壁塗装が必要と感じている方も多いでしょう。しかし、高額な工事費用を考えると、外壁塗装をDIYしてみたいと思う方もいるかもしれません。そこで今回は、DIYでの外壁塗装に必要な道具や塗装の手順、そして塗り方のコツを詳しく解説します。また、塗装の失敗を防ぐためのポイントも紹介していますので、自分で外壁塗装に挑戦してみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
外壁塗装の手順
家の築年数が経過し、そろそろ外壁塗装が必要になった場合、自分で塗装をやってみたいという方も多いでしょう。しかし具体的にどうやって塗ったらよいかわからない、という方のために、DIYによる外壁塗装の手順をまとめました。
必要な道具類
まず、家の外壁塗装を自分でおこなう場合、以下の道具類が必要となります。
●刷毛…細部を塗るには「筋交い刷毛」、広い面積なら「平刷毛」
●ローラー…広い面を短時間で処理できる
●スプレーガン …一度により多くの塗料を噴出できる「エアレススプレー」が便利
●マスキングテープ
●養生用のビニール
●ナイロンタワシ
●ハンドパッド
●ワイヤーブラシ
●下塗り塗料…シーラー・フィラー・さび止め塗料など
●シンナー…溶剤系塗料の希釈用
足場の設置
家の外壁塗装には、まず安定した作業環境が必要です。そこで「足場」の出番となります。足場には頑丈な金属製の足場を使いましょう。しかし、足場の組み立てや解体は国家資格が必要ですから、ここだけは専門業者に依頼することをおすすめします。足場設置前には、家の周りを清掃し、近隣には事前に知らせておきましょう。
外壁の洗浄
塗装する部分をブラシや高圧洗浄機で洗います。カビやコケなどの汚れは中性洗剤を使い、ブラシでこすった後、水で洗い流しましょう。洗浄後は十分に乾かしてから次の作業に進んでください。
塗装しない部分の養生
塗装しない部分をシートなどで覆って養生します。これにより塗料の飛沫から家を守れます。とくに、窓や自動車、植木などをシートで保護しましょう。
外壁の下地処理
外壁にヒビなどの傷がある場合、放置すると雨水が内部に浸透し、腐食を起こして家が劣化する原因となります。そのため、塗装前の下地処理は重要です。小さなヒビや欠け部分にコーキング材を充填し、仕上げとしてサンドペーパーで表面を整えましょう。
まずは下塗りから
外壁と上塗りの塗料をよく密着させるため、まずは下塗りをおこないます。下塗りが雑だと、塗料が剥がれやすくなってしまうため、塗りムラがないように気をつけましょう。広い面にはローラーを使い、角などの細かい部分は刷毛を使って塗装してください。
上塗りは2回おこなう
下塗りが乾いたら、上塗りを2回おこないます。2回とも使う塗料は同じものです。2回上塗りすることで塗装面の厚さを確保し、耐久性を向上させます。また、2回塗ることで塗り残しを防ぐこともできるのです。
下塗り・上塗りに使う塗料
外壁塗装の下塗りには、シーラーとフィラーを使います。シーラーは、塗装面と塗料の密着性を高めたり、塗料の吸収を防いだりするものです。一方、フィラーは傷のある外壁を平らにしてくれます。また、上塗り塗料にはアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素の4種類があり、それぞれ耐用年数や価格が異なります。下表を参照ください。
1m2あたりの単価 耐用年数
アクリル系 1,000~1,800円 3~8年
ウレタン系 1,700~2,500円 5~10年
シリコン系 2,300~3,500円 7~15年
フッ素系 3,500~4,800円 12~20年
外壁塗装のコツ
大切な住まいの外壁塗装を自分でおこなうのですから、ぜひとも成功させたいものです。ここでは、外壁塗装のコツについて紹介します。
塗料は上の方から塗る
塗料は、上の方から塗っていくのが基本です。塗る順番をしっかりと考えてから、塗装にとりかかりましょう。
均一に塗る
塗料を均一に塗ることも大事です。下塗り・中塗り・上塗りの3回の工程を経て、均一で厚い塗膜を作ることで耐久性は高まります。厚さが足りない部分は、完全に乾燥してから再度重ね塗りをするとよいでしょう。
一度に塗らない
柱などの複数の面を塗装する場合、一度にすべての面を塗ってはいけません。まず、一部の面を塗り、完全に乾燥してから他の面を塗るときれいに仕上がります。
塗り残しの修正は、塗装面が完全に乾燥してから
塗り残しがあった場合、塗料が完全に乾燥してから小さな刷毛で修正するときれいに仕上がります。乾く前に触れると塗膜が引っ張られ、美観が損なわれる恐れもあるので注意が必要です。
DIYの失敗を防ぐポイント
安いとはいえ、DIYでも材料費などがかかります。失敗してから専門業者に頼むと補修が必要な場合もあり、かえって高額出費になってしまうのです。次のポイントを押さえて、DIYの失敗を防ぎましょう。
道具は使いやすさで選ぶ
DIYでは道具選びが非常に重要です。その際、重要なのは「使いやすさ」です。安くても、使いにくく作業効率が悪くては何にもなりません。購入後は、本番に向けて使い方をしっかりと練習しておきましょう。
塗料などの分量を守る
指定された分量を守らないと、塗装の仕上がりに影響が出ます。たとえば塗料やコーキングの量が多すぎると乾きにくくなり、ムラができることもあります。
しっかりと洗浄しておく
塗装する箇所をしっかりと洗浄し、外壁の表面を整えましょう。汚れが残っていると、塗料が密着しなくなり、耐用年数が短くなります。塗装面の洗浄は入念におこないましょう。
養生をしっかりおこなう
養生を怠ると、塗料で周囲を汚し、外壁塗装の失敗につながります。安全に作業を進めるためにも、養生は確実におこないましょう。
まとめ
今回は、DIYでの外壁塗装に必要な道具や塗装の手順、そして塗り方のコツを詳しく解説しました。外壁塗装は、手順や注意点をしっかりと押さえておけばDIYも可能です。しかし、危険な箇所の塗装やケガのリスクもあります。DIYが困難と感じたら、無理をせず専門業者に依頼することも検討しましょう
東京都立川市にあります「株式会社SHIMIZU」は、住まいの顔であるエクステリア全般を専門に取り扱っており、外壁塗装もプロの技術で満足いただける仕上がりをお約束します。立川市をはじめとする多摩地区にお住いの方で、外壁塗装をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。