多摩地区の外壁塗装ガイド!家の安全性・耐久性を維持する防水対策も解説
急激な温暖化や気候変動は、私たちの暮らしにさまざまな影響を与えています。日々の生活の拠点である住まいも例外ではありません、今回は東京多摩地区の外壁塗装にスポットを当て、とくに家の安全性と耐久性を保つために重要な「防水性能」について詳しく解説します。防水外壁塗装の工法や費用相場についても触れていますので、家の外壁塗装をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
東京多摩地区の外壁塗装
まず、今回特集する東京多摩地区の外壁塗装事情について見ていきましょう。急激な温暖化など気候の変化が与える影響について説明します。
外壁塗装が必要な理由
外壁塗装をおこなう目的は、まず雨風や紫外線などの自然環境から外壁を保護することが挙げられます。また、美観や資産価値を維持することも外壁塗装の重要な目的です。
多摩地区の外壁塗装は春や秋がおすすめ
多摩地区は四季の変化がはっきりしているため、外壁塗装は春と秋が最適です。春は温度と湿度が安定しているため塗料が均一に乾燥しやすく、秋は台風シーズン後の安定した好天が続きます。逆に夏の高温多湿や冬の低温は塗装に不利です。適切な時期に施工することで、美しい仕上がりとメンテナンスコストの削減につながります。
防水対策も必要
多摩地域では地球温暖化やヒートアイランド現象の影響により、短時間での局地的な大雨が頻繁に発生するようになりました。都市化が進んで雨水が地中に十分に浸透せず、河川にそのまま流れ込むため、短時間の雨でも浸水被害発生の恐れがあります。
多摩市には大栗川と乞田川の2つの河川があります。河川や水路沿い、低地帯で浸水のリスクが高まっており、建物では防水対策が必須の状況です。
外壁塗装の防水性能がカギを握る:家の安全と寿命
外壁塗装は建物の外側に塗料を塗布することで、建物の防水性や耐久性を維持し、美観を保つために重要です。今回は、外壁塗装の防水機能に焦点を当てて解説します。
外壁からの「雨漏り」
雨漏りと聞くと、屋根や天井からの滴りを思い浮かべるかもしれません。しかし、現実には外壁からの雨漏りも多く発生しています。耐久性が高いと思われる外壁も、時間が経つと劣化していくのです。
小さなものから大きなものまで、外壁にひび割れが見られることもあるでしょう。たとえ小さなひびでも放置すると、外壁内部の防水シートが雨水にさらされて破損し、内部の構造材に雨水が浸透して腐食することになります。
雨漏りを放置すると家はボロボロに!
いったん雨水が建物内部に侵入すると、雨水の通り道ができてしまいます。そして、降雨のたびに雨が建物内部へ浸入するようになるのです。木造の柱は湿気で腐食し始め、さらに湿気を含んだ木材はシロアリの好物なので、家はあっという間にボロボロになってしまうでしょう。
また、水分を含んだ外壁材にはカビや藻が発生し、建物の外観を損なうことにもなりかねません。こうした最悪の状態になる前に、早めのメンテナンスをおこないましょう。
防水機能低下の兆候を見逃さない!
外壁塗装の防水機能が低下すると、以下のような警告サインが見られます。定期的に外壁の状態をチェックし、これらの兆候を見逃さないようにしましょう。
●外壁に触れると手に白い粉が付着する…塗膜の防水機能が低下
●幅0.3mm以上、深さ5mm以上のひび割れ
●つなぎ目のシーリング剤の縮みやひび割れ
●塗装の剥がれ…降雨のたびに建物内部に雨水が浸入
これらの兆候を見つけた場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
防水機能には再塗装が必要
家の外壁には防水処理が施されています。しかし、その効果は一定の期間に限られます。そのため、家を建ててから5〜10年ほど経過したら、防水外壁塗装の再処理を検討しましょう。
防水外壁塗装の工法と費用相場
最後に、防水外壁塗装の種類とその費用の相場について説明します。塗装には主に3つの工法があり、それぞれに特徴があります。家の状態に応じて最適な方法を選択しましょう。
単層弾性塗装…高耐久性・工期が短い
高い伸縮性と耐久性を持ち、短い工期で実施できる防水対策です。外壁のひび割れを吸収し、塗膜の剥がれやひび割れを防ぎます。さらに、耐久性の向上やコスト削減、そして環境へのやさしさなどのメリットもあります。
複層弾性塗装…高い防水性と耐候性
複数の層を重ねることで高い防水性と耐候性を実現する、一般的な外壁防水工事です。弾力性があり、外壁の伸縮に対応しひび割れを防ぎます。コストパフォーマンスも高いですが、厚みが出るため完全に乾燥するまでに時間がかかります。また、定期的なメンテナンスが必要です。
微弾性塗料塗装…耐用年数は長いがコスト大
微弾性塗料は、すぐれた弾性と伸縮性を持つ塗料です。外壁に使用することでひび割れの拡大を防ぎ、高い防水性で雨水の浸入を防ぎます。クラックが発生しやすい外壁や防水性を高めたい外壁に適しています。
また、汚れにくく、耐用年数が長いのも特徴です。ただし、コストが高いことや、下地の状態に影響されやすいため高い施工技術が必要という難点もあります。
費用の相場:総額で60~100万円
弾性の高い防水塗料は、1缶あたりの単価が5〜7万円ほどです。一般的な微弾性塗料やシリコン塗料が1.5万〜4万円程度であることを考えると、2〜3倍の価格となります。塗装面積や工法によって異なりますが、弾性塗料で外壁を2度塗りする場合、最低5缶は必要でしょう。これにより、塗料だけで約25〜35万円かかります。
さらに、工事には塗料以外に足場設置費用や養生費、ゴミ処理費用なども必要です。費用全体の相場としては、60〜100万円程度を見込んでおくとよいでしょう。
まとめ
今回は、東京多摩地区の外壁塗装にスポットを当て、家の安全性と耐久性を維持するために重要な防水性能について詳しく解説しました。家の外壁塗装を検討している方は、ぜひ塗装の防水性能も考慮し、末永く安全に暮らせる住まいを手に入れましょう。
東京都立川市にあります「株式会社SHIMIZU」は、住まいの顔であるエクステリア全般を専門に取り扱っています。立川市をはじめとする多摩地区にお住いの方で、外壁塗装をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。